2011年10月10日月曜日

花王デモは、現代的で効果的なテロである件。(追記)

転載

アルカイダが9/11にテロを起こしたことで、アメリカだけでなく、他の国も、中東やイスラム教に手を出すと、どんな仕返しが来るか予想が出来ないので、敬遠するようになっています。
9/11のテロは、アメリカの政治的な決定とは無関係な一般人が多く亡くなってます。
アルカイダは明確なリーダーが居ないので、誰かを説得したら、全員従うとか、特定の組織を壊滅させたら終わるというわけでもないので、裏工作や交渉などで解決することが出来ません。



現代のテロの定義としては、こんな感じ。

・相手や第3者に恐怖を植えつけることで、目的を達成させる
・無関係の第3者を巻き込むことが多い
・リーダーや組織が明確ではないので、交渉できない。


翻って、日本の花王に対するデモは現代のテロなんじゃないかと思ってるおいらです。

元々は、フジテレビの偏向報道に対するデモだったはずで、花王は数あるスポンサーのうちの一つでしかないです。
なので、とばっちりなんですよね。

んで、Amazonレビューに花王製品がボロボロに書かれていたりとか、実害も出ているようです。
花王デモをやってる人たちが、どこかに所属してるメンバーというわけでもないので、誰かを説得して、一人は納得させられても、全員を従わせることが出来ません。


昔だったら、どこどこ大学のなんとか研とか、グループがあって、リーダーがいたりしたので、交渉や説明をする余地があったんですけど、今回の花王デモは誰に話せばいいのか、全くわからないんですよね。

ただ、外から見ている企業は、「アレに巻き込まれるのは嫌だな」と考えてしまったりするわけです。

フジテレビにCMを出すのと、TBSなどの他のテレビ局にCMを出すのは、ほとんど変わらないわけで、リスクをとってフジテレビへのCM出稿を強行するメリットが無いんですよね。
どんな会社も判断するのは、ただの1社員だったりするので、「万が一、デモがうちの会社に来たら責任取れるのか?」とか考えたりすると、なんとなくフジテレビを避けようということになったりするわけです。

結果として、フジテレビへの打撃には成ってると思うのですね。

んで、「そうは言っても、そこまで関係ない会社にダメージを与えて、本丸を攻撃するのは如何なものか?」とかいうモラルや善悪とは関係なく、目的を達成するのがテロだったりするわけです。

9/11のテロが最終的に何が目的だったのかが、わからずじまいで、アルカイダの攻撃は終わったのか、続いてるのかわからないように、
フジテレビと花王も、どういう状態になったら、終わりなのかがよくわからないので、対処がかなり難しいんですよね。


、、、という新しい現象が生まれ始めてるんだなぁ、、、と、現代社会を観察してる昨今です。

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うん、善悪というところを超越した良い分析です。
しかし、これ国民に喧嘩売っているってことを気がついていないフジも花王もめちゃくちゃ痛いわけで・・・
彼らの中で、ネット住民と国民が一致していないんだろうなぁ
まだ、なんとかなるという判断じゃなきゃこんなふうには成っていないんだろうな。

追記:まぁ分析はよかったけど、法律で認められたデモと、違法なテロをまぜこぜにするのはまずいよね。いろんなところでこの分析に対する批判がでていて気付かされました。やっぱおれは頭悪い(苦笑)

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