2011年11月5日土曜日

【TPP】緊迫する情勢

 ※引用部分は赤字のイタリック体です。

鹿野農水大臣が、容認派に回ったというデマはこの朝日新聞によって完全に打ち砕かれました。
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201111040174.html

鹿野氏はAPEC首脳会議の前に、交渉参加の是非について協議する関係閣僚会合を開くよう求めている。
この場でも拙速な交渉参加に慎重な意見を示すとみられ、政府・与党の判断に影響を与えそうだ。

鹿野氏は3日に視察で訪れた静岡県伊豆市でも、
「TPP交渉参加を容認する考え方に立っているという事実はないと明確に申し上げる」と述べ、
自身が参加容認に傾いているとの一部報道を否定している。


遂に自民党も現時点での参加の反対を明確にしました。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111105ddm00502003100...

あの方の娘さんもダメ出しをしました。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-2011110...

また都道府県市町村の反対派都道府県が9割、市町村が8割が反対もしくは慎重な対応をもとめ
推進を求める議決はひとつもありません。

「TPP 危ぶむ地方議会 県9割、市町村8割 (11月04日)」
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_...

遂に慎重派の中から党を割る声も明確になって来ました。

「慎重派説得の道筋見えず=首相「挙党一致」呼び掛け-TPP」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110400140&google_...

超党派の「TPPを慎重に考える会」会長の山田正彦前農林水産相らは
離党も辞さない構えを示すなど、
民主党内に緊張ムードが漂い始めている。

農協や医師会など業界団体も反対の圧力を強化。
選挙基盤の弱い議員を中心に動揺も広がっている。

党を割るのは何人くらいになるでしょうか?
予想するのはナンセンスですが、一つのヒントがあります。

もちろんJAの提出した請願書に推薦人として署名した人数です。
もちろん鳩山元首相とか、党のお歴々もいるのでこの人数がまるまる出ていく可能性は少ないでしょう。
http://www.jacom.or.jp/column/nouseiron/nouseiron111027-1...
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_...

衆議院では今年の2月15日現在で、民主党・無所属クラブが310人います
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%...

圧倒的多数320人に近いのですね。良くもこんなに票を渡してしまったもんだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%AE%9A%E5%A4%9A%...

参議院では、106人です。こちらは、過半数を大幅にした回っており
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%...

法案を通す際には、野党の協力が欠かせません。

10月25日の段階で民主党から、JAの請願書に署名した議員は衆議院が97名 参議院が23名
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111026k0000m01016700...

10月29日の段階で2名増えて衆議院が98名。参議院が24名
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_...

11月2日の段階で3名増えて99名になっています。参議院が26名になっています。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_...

現時点で125名それに政務三役など慣例によって請願書に署名できない議員の数が約80名
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111024/fnc111024202...

山田元農林水産大臣が、ご自身が集めたという200名の署名に近いところに数字があります。

この人達が出ていく可能性ですが三橋貴明さんがブログの中で

一方超党派の「TPPを慎重に考える会」会長の山田正彦元農水相は2日、
民放番組で「若い人たちには離党を覚悟している人が何人もいる。
野田佳彦首相が強引に参加を決めるようであればわれわれも覚悟しなければいけない」と離党をほのめかした。(後略)』

こちらは、もはやとっくに覚悟を決めています。どこまでもやります。
何しろ、TPPはすでに農業問題でも輸出問題でもなく、日本国の民主主義と主権の問題になっているのです。

 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11067189651.html...
 
もちろん、バックにJAと医師会がついていますので単なる政局とは意味合いが違います。
彼らは、請願書に署名するということで言質を取られているのです。
この部分をマスコミは意図的に無視していますが、署名がどれくらい重いのか皆さんのほうが詳しいでしょう・

JAと医師会に脅され渋々離党を決める人間も出てくるでしょう。
ある程度の数の会派が見込めるとなれば雪崩をうったように離党者が続出する可能性があります。

あくまで可能性ですけどね。

私は今でも離党があることについては懐疑派なのですが
、ここまで色々な状況が出てくると
方針を決めるという10日に首相がうかつな対応を取るとひょっとして?と思わされずにいられません。

こんな中で、総理大臣は、とんでもないことをやらかしました。

消費税「国際公約」です。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-05/2011110501_...

他の新聞は事実を報じているだけですが、赤旗はこの記事の中で
国民には何ら具体的に語らず、国際会議で一方的に消費税率10%を「公約」する―。日本国民が眼中にないやり方です。
と批判しています。これは他の野党にとっても寝耳に水で、すでに自公両党や身内の民主党内からも批判の声が上がっています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011110...

未だ国民に十分に説明しても居ない政策を国際公約してしまうことが
どれほど愚かしいことか彼にはわかっているのでしょうか?

ガソプー財務大臣とは重みが違うのですよ・・・
ソースは書きませんが、この発言に対して他の国の対応は冷ややかだったとのことです。

さすがにまずいと思ったのかその後公約という部分をトーンダウンさせていますが
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011110500005

覆水盆に返らずとはこのことです。TPPで国会が揺れているのにもかかわらず、

この公約は、今後の与野党協力の話の中では致命的です。

海外に行って大きな気になって口がなめらかになったのは良いですが

帰ってきたらTPPどうするんでしょうね?

「(TPPは)最終的には私の政治判断が必要になってくると思います。
その時期が来たときには判断をしたいというふうに思います」(野田佳彦総理大臣)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4869731.html
これも参加表明だとする記事が多いですが、果たして本当でしょうか?
もうマスコミの記事は全く信じられません。

国会内ではこんな動きも出てきています。

民主党の斎藤恭紀衆院議員は、自民党の小野寺五典衆院議員らと
「TPP交渉への参加表明をAPECで行うべきでない」との国会決議を求める署名運動を開始した。
11日までの衆院本会議での採決を目指す。これとは別に超党派の反対集会も7日に計画されている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111105/stt11110501...

みなさん、この決議が通るように、地元選出の衆議院議員に積極的に働きかけましょう。

来週は大荒れの国会になりそうです。

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