2012年3月10日土曜日

迫り来る真の敵

野田内閣の最大の功績は

民主主義の手続きをきちんと経ないで行おうとしている政策が

いかに脆いものか教えてくれたことです。

TPPに関しては、政府内部でも意見の対立があって


外務省筋は、


「米国から『全品目をテーブルに乗せる用意がなければ参加させない』と言われ、(日本側は)『全品目をテーブルに乗せる』と明言したとのことです…」 


ところがその直後に


 「政府の方針は変わったのか」-。踏み込んだ対応に、TPP反対派の民主党議員たちは外務省幹部に罵声を浴びせた。


TPP事前協議一巡 米が「全品目対象」要求 米国内の手続きと国内政局からみ、問われる覚悟 


なぜこんなことが起きるかというと


国内の猛反発、いや与党内すらまとめないで官僚のいうがままに参加を決めてしまった

ということが最大の原因です。

このさき、交渉のたびに政府の部門ごとに違うことを言うでしょう。

アメリカとするとどこと交渉したらいいか全くわかりません。


確実に野田政権の間はアメリカが参加を認めないでしょうし

かと言って

民主党の大半が反対しているので

次の民主党の代表選に立候補する人間は

TPP離脱を打ち出す可能性がたかい

外務省、経産省とすると野田総理大臣に居座っていてもらうしかない

しかし野田総理大臣ではアメリカが参加を認めないという

凄まじいジレンマを抱えてしまいました。

自民党も条件付きながら反対の方向性を出しました。

とくに自民党は、外務大臣の経験がある高村議員が意見を取りまとめたとのことで

TPPの推進派のはずの高村議員が、反対意見を取り入れ

なおかつ単純な反対で終わらせない

しかも、国民の利益にかなう方策ということで

自民党の奥の深さを感じさせます。

何度も言いますが私は自民党の支持者ではありません。

しかし、ここまでの実力を目の当たりにすると

次の選挙は自民党に入れざるをえません。

他に選択肢がなくなっています。

消費税増税に関しては、連日の捏造報道

特に、全新聞が一斉に報じた谷垣・野田の密談なるものは

あの解説者の大御所の森田実さんさえ騙されています。

しかし、もしも密談が成立し、民主党と自民党の協力がされるのであれば

自民党は平成24年度予算案について反対しないでしょうし

民主党も特例公債法案を予算案と同時に提出できたはずです。

また、野田総理大臣もわざわざ解散を否定する会見を開く必要はないはずです。

野田首相:解散「道具にする考えはない」と慎重な考え示す

密談は、谷垣・野田の両氏に全くメリットがなく

谷垣氏は不快感を訴え

野田総理に至っては、

反対派の猛反発により

民主党をまとめるためにわざわざ

早期解散を否定する記者会見を開かざるを得ませんでした。

これは、TPPの時もそうでしたが

官僚がなんとか中央突破を図ろうとして

総理、谷垣氏両氏とは全く関係のない所で計画した捏造です。

与野党協議の機運を盛り上げるために行ったのでしょう

ところが

双方ともに全く話ができていないので、その後の続きがありません。

密談報道に関してはもうしばらくすれば

誰も触れなくなります。

いや、新聞社は頑張って引っ張るのでしょうが

密談が実際にあれば、自民党の動きに大きな変化があるはずです。

例えば、党の議員総会で話し合い解散の方向に舵をとるとか


参議院で平成24年度予算案に対して賛成する方針にするとか・・

全くないのですから、捏造と判断して間違いないでしょう。

もはや、消費税増税に関しては話が終わりの方に近くなっています。

副総裁自ら、増税への理解を得るために行った

国家公務員採用の40%カットすら

言った直後に、閣内、与党内から異論が出され

岡田副総裁も「いうだけ番長」の名前に恥じない人間に認定されました。

その後7割削減という話をしましたが

さすがに7割削減となると国の業務に支障が出ることはちょっと考えれば分かる話です。

消費税増税のためにはなりふり構っていられないってことでしょう。


なんのための削減か国民には全く理解されない話です。

すでに野田総理大臣の発言さえ言った直後に党幹部が訂正をする始末

首相と執行部に3つの溝

「首相はあくまで個人の意見を言っただけです」

 樽床氏は野党に議員定数削減や抜本制度改革との同時決着を図ると主張してきた経緯がある。党代表でもある首相発言を「個人の意見」にしてしまう異例の事態に自民党の細田博之元幹事長は仰天した。
野田佳彦さんは総理大臣であり

なおかつ民主党の代表です。

それを個人の意見にしてしてしまう・・・・

もはや野田佳彦の言うことを民主党の執行部さえ軽視している現れでしょう。

増税法案が、今月中に閣議決定できるのか?

民主党内の反対意見が強いために

野田総理大臣とすると今年度中の提出を断念する方向に行くでしょう。

その後、話し合い解散となるでしょうか?

ところがそうは行きません。

予算案と共同提出しなかった

特例公債法案が、野田総理大臣の上に重くのしかかってくるでしょう。

この法案を投すだけで、自分の首を差し出さなければならない。

自民党公明党は、ハッキリと平成24年度予算に反対の意思を示している。

しかも、支持率は目を覆うばかりに落ちている。

となれば、解散もありえない。

特例公債法案だけで辞任ですね。

ここまでは、こんな感じで進んでいくと思っています。

・・・その後です。

小沢一郎が、無罪に近くなっています。

無罪になれば、党員資格ももどりますし

なにより、党代表選に出ることができる。

すでにふたり「云うだけ番長」岡田、前原は党内に影響力を持ちえません。

となると、小沢一郎本人が党代表選に出馬してくるでしょう。

そうです、タイトルの小沢一郎こそが

真の敵です。

小沢一郎は、当然消費税増税の看板を下ろし、さらにTPPに関しては

離脱宣言くらいするでしょう。

ここまでは、いいです。

売国法案はどうでしょう?

全く止められない。

考えてみればその他の3人の総理大臣は愚かでした。

ところが小沢一郎はそうは行きません。

自民党の幹事長、歴代大臣。経験・経歴かなりのものです。

おまけに世論をちゃんと気にかけることができる。

残りの一年半の間にどれほどの売国法案がとうされてしまうか・・・

外国人参政権については、さすがに世論が厳しくなってきています。

しかし、他の法律をいじることで参政権を与えるのと同じ状態にされてしまう可能性があります。


ちょっと気が早いですが

野田総理大臣の崩壊が見えてきた現在

崩壊した後に

たとえ、裁判所の捏造でもなんでもいいから

小沢一郎に有罪を出して欲しいと心から願わずに入られません。


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