2013年7月31日水曜日

デフレ脱却が政権にとって最優先だ

https://www.youtube.com/watch?v=71H87QlMF9s#t=13m05s

菅官房長官の言葉である。

憲法改正でもなく

靖国参拝でもなく

経済再生こそが、安倍内閣の目的だとはっきり言い切っている

一方で

財務省出身の

黒田日銀総裁 

本田悦郎内閣官房参与

あたりは、消費税増税に積極的である。

また麻生副総理兼財務省は財務省側の立場を明らかにしている。

もう一人財務省出身で

現時点での消費税増税に懐疑的である高橋洋一氏は

以前「チャンネル桜」で

安倍総理に増税回避の力はないと断言していたが

27日の安倍総理の発言と上記のビデオをみて意見を変えている。

消費税増税が成長を阻害するのはリーマンショク前後の欧州をみれば明らかだ

<引用>

「消費税率引き上げを決め打ちするものではない

 7月27日、安倍晋三首相はマニラ市内のホテルで記者会見し、こう述べた。中期財政計画について、税率引き上げを前提とせずにまとめる考えを表明したのだ。 

「決めうちしない」という安倍首相の言葉は、かつて小泉純一郎首相が使っていたものだ。

当時、経済財政諮問会議において、財務省側の決め打ち的な議論に対し竹中平蔵経済財政相が反論したとき、会議の最後の締めの言葉として小泉首相が言ったものだ。 

安倍首相は当時、官房長官として出席したので、財務省にそのときの悪夢が舞い戻ることをもちろん知ったうえでの発言である。

<中略>

安倍政権での頼みの綱は、安倍首相と菅官房長官だ。菅官房長官は28日午前、フジテレビの番組で「官僚は既成事実をつくり(引き上げを)判断せざるを得な い仕組みをつくる。それを今、私はぶち壊している」と述べた。1997年の橋本政権時の消費税率引き上げ後、税収が減少したことにも触れた。頼もしいかぎ りだ。

<引用ここまで>

菅官房長官の発言は、

まずは日本経済の復活を最優先している安倍総理の立場を明らかにしたもので

ビデオをすべて見るととても法律どうり現時点で消費税を上げる選択はありえないなぁとの印象を受けている。

このビデオに出演したことこそが、いみじくも

「官僚は既成事実をつくり(引き上げを)判断せざるを得な い仕組みをつくる。それを今、私はぶち壊している」

この言葉につながっている。

財務省としては現時点で、もはや消費増税は決まったことと扱いたいのだろう。

ところが

政権の中枢中の中枢である安倍総理と菅官房長官がその動きをあからさまに牽制している。

自民党内には増税賛成派が多数を占めているとの事である。

これからネットで知識を深めた人たちが国会議員に対し

消費税増税への反対運動を繰り広げ始めている

そして、安倍総理にはまだ高裁で無効判決をうけた衆議院の解散権を留保している。

かつての小泉劇場の郵政民営化と同じく消費税増税の是非へ国民の意見を問うことも可能だ。

(もちろん、現時点でそれをやるとは思えないが、有力な脅しにはなる)

安倍総理は、消費税増税の是非を国民的議論にして

増税に関して議論を財務省主導から総理大臣主導に移したいのでしょう。


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