昨日の続き
画質
「バンダとクララ」
画質自体はテレビで見るに十分。
ただし、ネット放送の最大の欠点。あまりお金をかけられない
プロジェクターで後ろのスクリーンに映像を写すショボイ番組作り
ここがどんなもんかが興味があって、子どもたちに見てもらった
ビキニを着た警官が、パトロールしているシーン(8:47位)
大爆笑。
ふむ、これくらいショボイ仕掛けでも46型だったらOKなのか・・・
一応上の娘が興味持ったので5話まで見せたけど全部爆笑していたので良い感じです。
あとは70代になるおふくろも笑いながら、熱心に見ていたのが印象的でした。
「初音ミクセガチャンネル」
まだ操作の仕方が今ひとつわかっていないので
高画質、一般画質の切り替えができるのかどうか、わかりませんが、
デフォルトで高画質を選ぶようです。
やはり、動きの激しいシーンについては、ちょっとカクカクします。
しかし全然鑑賞にOK。子どもたちが、だまって熱心に見ていました。
「その他アップロードが古い動画について」
やはり大きな画面での鑑賞にちょっとつらい部分がありました。
いろんなサイトを見ると、flvでアップしてあるものは
chromecastでは再生できないとの記述があったような気もしますが
スマホで検索しまくって、再生しまくったのですが取り敢えず再生できない動画はありませんでした。
あと気になったのは、次から次へと再生していくと
chromecast内部の処理が追いつかなくなるのか、読み込みにかなり時間がかかるようになります。
これについては、chromecast自体の電源をきるか、
スマホとの接続を解除してしばらくおいておくともとに戻りました。
機械物の中身に詳しいわけではないのでなんとも言えませんが、
バッファの容量が少ないのでしょう。
あ、後は当然のことなのですが、スマホのwifi接続を切っているとchromecastには接続できません。
実を言うと、
一度wifiを切って外出して帰ってきて接続できないと大騒ぎしたので印象に残っています。
意外と単純なことなのですが、案外やってしまう人は多いのではないでしょうかね。
googlechrome(ブラウザ)からの接続
これだけ便利だとニコニコ動画とかも見たいのですが
残念ながら今現在スマホのニコ動アプリでchromecastに対応したものはありません。
げんざいchromecastに対応していて日本で使えるアプリは少ないです。
しかしgooglechrome(ブラウザ)のタブの一つを
そのままchromecastでテレビに映すことが可能です。
ミラーリングというのかwしらんかった。
それを利用してニコ動を移してみたのが下の写真です。
©機巧少女は傷つかない
こちらのほうはchromecastの性能よりパソコンの性能が物を言うらしいので
そこそこのパソコンを持っていれば問題ないでしょう。
いまどきのパソコンはHDMI端子を装備していますのでそちらで接続も可能ですが
ワイヤレスで接続できる便利さはとてもchromecastにはかなわないでしょう。
あ、ちなみに気持ち3秒(?)くらい遅れ気味で反応します。
アップルTVの方がいい!との意見もありますが
値段(アップルTV1万円、chromecast35ドル。現在日本で未発売ですが
日本で買うと4千500円~5千円位です。)
アップルTVはMACがないと使えない。chromecastはgooglechromeが
セットアップできればOSを選ばない。MacでもlinuxでもOK
ただ、googlechromeの画面しか出ないので、プロジェクター的な使い方には
制限がかかります。
chromecastの存在が意味するもの
chromecastは現在では日本で発売されていません。
googleはchromecastで儲かるのでしょうか?
簡単な仕掛けですがおそらくいくら売っても儲かるほどのことはないでしょう。
googleが狙っているのは、テレビの広告市場、これの奪取にほかならないでしょう。
現在のところchromecastに広告の動画は入りません。
しかし、これが入るようになればどうでしょう?
ネットですので視聴率はダイレクトに反映します。人気の出るコンテンツは
「ちゃんねるクララ」並にひどいセットでもスポンサーがかなり付くでしょう。
スポンサーとしても、視聴率というより怪しい数字よりも、「登録者が何万人あるコンテンツです」
と言われたほうがお金も出しやすいでしょう。
すると広告代理店すら不要になるのではないでしょうか?
全く不要になるとは言いませんが、
この番組をつくればこれだけの人が見てこれだけの宣伝効果が見込めるといった
広告代理店独自の企画の部分が、今まで通りには行かなくなってきます。
人気の出そうな番組企画を作るよりも、人気の出ているコンテンツをさがして広告を出す。
こういった流れになるでしょう。その部分もgoogleが広告代理店業に乗り出した時点で
既存の広告代理店の敗北は決定です。分析力が天と地ほど違います。
さてテレビ局とするとどうするか?おそらくchromecastの存在を拒絶するでしょう。
あのスマートビエラの宣伝を拒否したくらいです。chromecastの宣伝を拒絶するでしょう。
パナソニック スマート ビエラ│2013 放送拒否CM
それは当然です。テレビ局は放送設備や番組制作に多額の費用をかけています。
そしてそれはスポンサーによって賄われている。
chromecastの存在によって下手をすれば数千円程度の制作費の番組に
スポンサーを根こそぎ持っていかれる可能性すらある。
ところが皮肉にも、chromecastにはテレビCMは不要です。
現在普及しているAndroidのスマホやタブレットコンピュータでCMをすれば良い。
しかも毎日テレビを見る人よりも、スマホやタブレットを見ている人が圧倒的に増えています。
「これってなにか面白そう。」こう思わせた時点でchromecastの勝利です。
家電業界もchromecastによって大画面テレビの需要が掘り起こせるなら積極的に展開するでしょ
う。
chromecastをテレビ機能の一つに入れたところで
大画面テレビの価格が大幅にアップする可能性はありません。
すると、chromecastが、テレビの標準機能になる可能性も捨て切れません。
「次の東京オリンピックはchromecastをつかった当社の大画面テレビで!」ありえそうですね。
また、chromecastにはスマートビエラほどの高級な機能は不要です。
音声入力とか検索とかの”高級な機能”はスマホの方で対応しています。
いつも身につけている”使い慣れている”スマホでスマートビエラと全く同じ事ができます。
しかもwifiの設定ができる人間なら最長で20分もあれば設定終了です。面倒な配線もいりません。
こうしてみれば、chromecastという商品はテレビ放送業界のキラーコンテンツともいうべき商品です。
googleの戦略がどこらへんにあるかわかりませんが
確実に、視聴者と広告費がgoogleに流れ込む仕組みです。
しかも、スマートビエラと違ってテレビ広告をする必要は全くない。
googleが、スタートページでchromecastについてホンのちょっと言及するだけで良い。
googleを利用している人間は何人いるでしょう?
Androidを利用している人間は何人いるのでしょう?
テレビ業界は、このことに気がついているのでしょうか?
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