民俗学という学問がある。
文字をあまり使わない学問で歴史学よりもより
人々の生活に密着している学問というイメージが強い。
というわけで、調査に当たってはフィールドが多くなる。
ほとんど聞き取りだ。
しかも、その時代の事を知っている人間に当たらなければならないし
かなり仲良くならなければ、教えてくれない人もいる。
まして「性風俗」などという現代の人が眉をひそめるレベルのことになると
ほとんど絶望的にハードルが高い。
そのハードルを乗り越えた成果の一つというか
わかりやすい結果の一つとして2つの漫画がある。
永久保貴一原作、増田剛作画の「御石神落とし」
と
柏木ハルコの「花園メリーゴーランド」
以上2つである。
どちらも、夜這い・・・というより日本の性風俗がおおらかと言うかなんというか・・・
自由なもの。年上が年下に手ほどきを教えていく、既婚者が性教育を施していく事を中心に
描かれている。
そして、明治の維新になり西洋化によっておおらかな文化は消え去ったというのだ。
もちろん昨日の話でも言ったとおり女性の尊厳が失われたという事実もあったとおもう
さて、おおらかな性文化というものは果たしてあったのだろうか?
農村では、祭りの度に男女が夫婦の垣根を超える。
そこで出来てしまった子は、村の子だから育てる。
・・・これは?
家族制度の破壊に通じてしまうのではないか?
実際にこの話が事実かどうかという確たる証拠はない。
民俗学者が、苦労して集めた古老たちの話をまとめたものだ。
しかし、その学者が果たして中立の立場の人間なのだろうか?
日本の伝統を破壊することを心の何処かで望んでいる立場の人間ではないいのか?
もちろん、その他の学者も侍の日記の研究から日本人は性におおらかであったと記しているし
戦国時代に渡ってきた宣教師たちもその奔放さに驚いている。
ずばり、「源氏物語」という物語もある。
性倫理の話は時代によって変わってしまうことも理解できる。
詳細に見ていけば、この事を一生懸命しらべた学者の熱意も感じるし
確かに、このとおりだったのだろうと納得もできなくはない。
ただ、この研究結果を持ち上げているのが左巻きの連中ということに
やはり、この研究は日本を貶めるために造られた話なのではないか?
そんな思いがしてしまうのである。
ね?昨日行ったとおり全然艶っぽくない話だったでしょw
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