2013年10月27日日曜日

江戸時代のインフレ・デフレ

江戸時代の貨幣システムはコメを中心に行っていた

コメの買い占めはコメの価格を上げるため、


つまりインフレーションを起こすためだと思い込んでいた。

全く逆だ!コメを貨幣と考えるなら

コメを買い占めて流通させなければデフレが起こる

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なぜなら、他の商品の価値がコメに比べて相対的に下がるからだ。

逆に、コメが豊作ならば、インフレが起こる。

となれば、コメの価値を取引していたサムライや商人は困る。

逆に多くの庶民は、助かる。

となると導き出される答えはひとつ

サムライや商人たちは、コメは飢饉を起こすほど取れなくても困るが

豊作になって取れすぎても困る。

豊作になって採れ過ぎたら、コメを買い占めてコメの値崩れを防がなければならない。

それを理解せずに新田開発などを行えば、経済規模が飛躍的に伸びるわけではないのだから

結局は、自分たちの収入が減っていくことになる

結局明治維新が起きて江戸幕府は倒れたけど

幕末は、貨幣経済の拡大によってコメの経済が終わったから

幕府と諸藩は苦しくなったと教わった

そうではなくて、長く平和な江戸時代が

コメの生産性を大幅に上昇させまた流通させ、コメの価値のインフレを起こし

サムライたちを苦しめたというのが正解ではないのだろうか?



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