2012年3月31日土曜日
破滅のシナリオへとばく進する愚か者
いや驚きました。
多くの人達が、今日の野田内閣の状況を予想しているにもかかわらず
野田総理大臣はそのシナリオを回避しようとしていません
三橋貴明氏、植草一秀氏、その他多くのブログやマスコミで
消費税増税に立ちはだかる、次の3つのハードルを予測されています。
第一のハードル閣議決定
国民新党の反対や松原仁をはじめとした各内の反対で提出できない
これは、亀井代表の言うことを聞かなかった国民新党の暴走と
権力の座にしがみつきたかった民主党の閣僚が造反せず
なんとかクリアー出来ました
今現在はココ
第二のハードル衆議院の議決
50人程度の造反が出れば否決される可能性があります。
ところが小沢一郎は、100人以上の賛同者を集めています。
そして造反を明言しています。
仮に第二のハードルを超えた所で
第三のハードル参議院の議決
これに至っては、参議院民主党が過半数を握っていない上
与野党協議が全く見込めないのでほぼ絶望視されています。
今現在はココの部分で
政務三役、党役員からの増税反対議員の抗議の辞任が噂されていましたが
ものの見事にそのとおりになっています。
消費増税:小沢系、集団で辞表提出
今朝ほどの読売新聞が
小沢G、結束に乱れ…政務三役「集団辞任」不発
グループ幹部は野田政権を揺さぶることを狙っていたが、グループ内に「今は政権と対峙(たいじ)すべきではない。法案の採決時に勝負すればいい」との慎重論が広がったためだ。小沢グループの結束の乱れを指摘する声も出ている。
ところが20名もの議員が辞意を表明しています。
増税推進派の読み捨て新聞、ものの見事に飛ばしてくれました。
閣内や党の役職さえ惜しまない人間が20名も出たのです。
小沢のもとに集まった100名近い人間が造反する可能性が高くなりました。
第三のハードルに行くどころか、第二のハードルで躓きそうです。
このままで行くと、政治生命をかけるとほざいた以上
退陣か、全く勝利のみ込めない解散総選挙に突入せざるをえません。
それ以前に、成立していない特例公債法案!これどうする気でしょう?
これだけで、野田総理大臣の首をとれるのに!
また第三のハードルの参議院で消費税増税法案の
国会提出に合わせたのでしょうか、田中防衛大臣の問責決議が議決されそうです。
事象最強内閣、わずか4ヶ月弱で内閣改造をしなければなりません。
そうしなければ、国会の審議すらできません。
同時に、野田総理大臣本人に対する問責決議がでたらどうするのでしょう?
野田総理大臣が総理の座にいる限り、参議院は国会審議に応じないでしょう。
まさに野田総理大臣の政治生命が断ち切られる瀬戸際です。
この先に道が途切れて崖になっていることを承知して
喜んで車のアクセルを踏みこんでいるようにしか見えないのですが???
野田総理大臣はかなりのニヒリズムの持ち主のようです。
自分が自殺するのは勝手ですが、
くれぐれも国民を巻き込まないでいただきたい
【結果ご報告】
先週の土曜日にこのブログでお願いしていた日銀の人事同意の件ですが、
結果が出たようです。
首相:政局混迷、政権運営は胸突き八丁-消費税や日銀人事に反発 (1)
政府が国会に提示した、BNPパリバ証券チーフエコノミストの河野龍太郎氏を日銀審議委員に充てる国会同意人事では、公明党が反対を決め、自民党も反対する方向で調整。
・・・・なんというかすごいです。
国会議員を正しい知識をもった国民が動かす!なんと理想的な姿でしょう!
しかし歪んだ情報では、国会議員は動きません。
(まぁ誰とは言いませんが、官僚に捏造された情報を脇目もふらず信じている総理大臣がいるようですが)
正しい知識を拡散してくれる三橋貴明氏を始めとした多くのブロガーさん達の努力の賜物でしょう。
三橋貴明氏は、増税法案が提出された今後のマスコミの動きについて
「増税がなければ、国債が暴落する」という理屈で
自民党を始めとした国会議員に圧力をかけると見通されています。
自民党を説得しなければ、増税法案の成立は不可能だからです。
今後は、「増税がなければ、国債が暴落する」というのは嘘だ
という真実を国会議員をはじめとした多くの人たちに拡散していかなければなりません。
マスコミの胡散臭さが一般の人にも浸透し始めているとはいえ、
マスコミの拡散力はバカにはできません。
まだまだ当分の間、楽はできませんねぇ・・・・・・
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