25日の密談報道に対し
谷垣総裁、野田総理双方とも明確にあっていないと言っているにもかかわらず
報道が加熱しています。
なぜでしょう?
与野党協議の不調
連立与党の一角をなす国民新党の反対
与党民主党から有力者小沢一郎を先頭に100名を大きく超える人間の造反
そして数々の政府民主党の国会内での失策
とくに昨年の3党合意を反古にしていたのは致命的です。
すでに平成24年度予算の年度内成立は絶望的になり
予算が成立したとしても、
予算を歳入面で裏打ちする特例公債法案が、
野党が半数以上をしめる参議院で通る見込みがたっていません。
つまりはとてもではないけれども
今国会中に消費税増税法案までたどり着かないのです。
そこで与野党協議に変わるものとして
民主、自民両党首による”密談”なるものがでっち上げられたのでしょう。
今国会には数多くの
財務省手動によると思われる増税への罠が仕掛けられていました。
消費増税と引換の”認定こども園”
2.6兆円にのぼる交付国債もそのひとつです。
交付国債に関しては、自公共に”粉飾的”との反対意見が数多く出されており
間違いなく赤字国債に差し替えられるでしょう。
そうでなければ44兆円の特例公債法案がとおりません。
財務省出身のIMFの副理事長がでてきて増税は必要である
なんて墓穴も掘りましたよね。
さて、今回の捏造報道後財務省の思惑どおり話しあい解散になるでしょうか?
私は、タイトルで「捨て身」と書きました。
今回の”密談”のシナリオを書いた財務省の官僚も
このシナリオには無理がありすぎるとわかっているのでしょう。
谷垣総裁は、自ら自民党の議員と公明党に潔白を示すために
消費税増税による話し合い解散には絶対に応じない立場をより強くするでしょうし
ただでさえ、党内で孤立感を深める野田総理大臣にとっては
解散総選挙を避けたい民主党員から
総理の座から引きずり降ろされる危険性がましただけです。
おそらくプラスになったのは、
一部少数の話合い解散を求める勢力
財務省とマスコミが手を叩いて喜んだだけです。
ハッキリ言います。財務省とマスコミのマスターベーション以外のなにものでもありません。
なぜそこまでの危険性を犯して財務省が”密談”を捏造したのか?
すでに何度も言っていますが、
消費税増税法案の今国会での成立は不可能になりつつあるからです。
なんとかこの不利な状況を動かすために何かをせざるを得なかった。
勝率の悪すぎる勝負に出たというところでしょうか。
賭け事を少しでもかじった人ならお分かりでしょうが
負けが込んでいると人間分の悪い大博打に出てしまうものです。
そこまで財務省は追い込まれているのでしょう。
今の財務省の事務次官は就任から2年が過ぎ
交代の時期を迎えているとのことです。
なんとか自分が事務次官のうちに増税への道筋を付けたい。
それが負ける博打に大金をつぎ込む理由でしょう。
そう考えると今回のことは自民党を貶めるマスコミの捏造とは無関係です。
結果的に自民党が貶められるだけ、、、
今国会をじっくり見ていた方なら
自民党がなぜ消費増税に反対しているかよくわかっています。
捏造記事に踊らされる必要は全くありません。
落ち着いて財務省の悲鳴を楽しみましょう。
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