ただでさえギリギリな日程の国会が
もはや年度内予算成立は不可能な状態に陥りました。
ttensanさんのブログからです。
http://ttensan.exblog.jp/
今日の衆議院予算委員会、下村博文議員の質疑より。
以下のようなやりとりがありました。
発言そのものを文字起こししたものについては原文として括弧書きしておきます。
下村
「高校無償化について、昨年8月9日に検証し見直すと3党で合意して岡田さんは当時幹事長として署名までしたじゃないか!何度協議を申し込んでも無視し、平成24年度予算にも全く繁栄されず合意が反故にされている。一方で消費増税で協議を要求しておきながらこれはどういうことだ」
岡田
「この3党合意、たしかに私が石原幹事長、井上幹事長と協議をしてまとめたものでございます。
この3党協議の中で言っておりますのは、高校無償化について平成24年度以降の制度のあり方については政策効果の検証を元に必要な見直しを検討するというものでございます。
したがって見直しをするかどうかはそれは検証次第ということではございます。
しかし、検証するということは3党間で合意している。えー、ま、その検証がどのようになされたのか、私、役職を離れていましたので十分承知する立場にございませんが、3党間でしっかりと検証をしていただく、というふうに期待をしているところでございます。」(原文ママ)
(意訳:「当時幹事長だったけど今は副総理だから3党合意の事は知らない。与野党でよく話し合って見直してもらえば?」)
下村
「そんな発言が副総理、与党の幹部として許されるのか?3党合意の署名には「誠実に履行する」とあるが現実には全く対処していない、これをどう責任を取るのか?」
岡田
「このことについて各党間でどういう状況であったのかは把握しておりませんので、これ以上申し上げる事は控えたいと思います。」(原文ママ)
下村
「幹事長ではなくなったと言うけど副総理じゃないか、やろうと思えばいくらでもできる立場じゃないか、それが幹事長ではなくなったから私の関知するところじゃないなんて答弁にならないだろ」
岡田
「年末は私副総理でもなかったわけですが、それは3党間でよく話し合っていただく事だと私は思います。各幹事長間なり政調会長間なりで誠実に話し合っていただくことだと私は思います。」(原文ママ)
下村
「無責任だろ!!こっちは要請出してる。無視してるのは民主党、3党の問題じゃない!民主党の問題だ。」
岡田
「ですから、自民党と民主党の間でどういうやりとりがあったのかということは私承知しておりませんので、ま、委員は申し入れをしたという風に言われましたが、私その事実を承知しておりませんので、これ以上コメントはしかねます」(原文ママ)
下村
「そりゃないでしょ!合意に基づいて誠実に対処するってあんたサインしてんだよ。誠実に対処してないのは民主党の方じゃないか!」
岡田
「3党合意に書かれたことは、そりゃ当然、どちらも誠実に対処されるべき事でございます。実際にそれがなされたかどうか私は承知しておりません。」(原文ママ)
~中略~
その後、(仲間のピンチに見かねた)中井委員長が議事進行役としての中立を無視して強引に割って入り
「質問通告してないでしょ?そこまでは。質問通告してない。」
等、まず質問通告をしていなかった事にしてこの質問をやめさせようとしました。
下村議員が「してます!」と答えると今度は
「誰に答弁させるかとか聞いてないでしょ。」と、なんとかして岡田への質問をやめさせようとすると
下村議員が「答弁者に岡田副総理を指名しています!」と反論。
そこで中井が「岡田くんそこまで(事前に質問内容と指名されていること)聞いてるの?」ととぼけて岡田に聞くと
すでに開き直って逆ギレ状態の岡田が「聞いてます」と返事をしたことで
話をうやむやにしてしまおうという中井委員長の狙いがあっさり失敗。
ネットは素晴らしいですね。皆さんがおかしいと気がついたことを検証してくれる。
この岡田副総理が
次の総理大臣の期待度NO1ですと!
いつもの推測ですいませんが、
野田総理はもう持たないと踏んだ財務省が、
次の総理に担ぎ出そうとしているのでしょう。
さっそくケチがつきました。
岡田さん含めた現執行部で民主党がまとまることはないでしょう。
マスコミがこのことを報道しないのは、
3党協議を軽視しているのは民主党の方だという事実が都合悪いからですね。
選挙を意識し、マスコミは自民党叩きを加速しています。
橋下市長を必要以上によいしょしているようです。
関西圏の人は分かりませんが、
民主党にかけて、ものの見事に裏切られた多くの国民は
実績の無い政治家にのるのでしょうか?
蓋を開けたら、自民党のベテラン議員ばかりだった!
という結果に終わるのではないでしょうか?
話は、わきにそれましたが
この一件と鹿野農林水産大臣の件で
予算委審議は伸びに伸び
もともと日程的にきつかった平成24年度予算の年度内成立は絶望的になっています。
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