2013年9月28日土曜日

三党合意と附則第18条について

大前提として断っておきます。私は法律の専門外です。


ただ、疑問に思ったことに考察を入れてみました。

「与党議員の判断の機会はあるのか?」


まず、首相が増税か増税停止か判断した後に、

国会議員が判断できるかどうか?という疑問がありました。

三党合意によって増税の可否の判断は、首相に委ねられています。

三党合意によって、この法律が成立しているんだから、

自民党として首相の判断に逆らうことは出来ません。

法律とおすときに、党議拘束までかけてますしね。

首相の判断に逆らう場合は離党しろってことです。

「税率を挙げない場合に新規の法律が必要なのか?」


んじゃ、税率を挙げない場合には、新しい法律が必要かってことです。

ここでいう法律は全く新規の法律かってことです。

これは、附則第18条の第3項”その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。”

と明示されていますので必要ありません。

本則ではなく附則だから効力は薄いのか?と思いましたが、

いくつかのサイトをめぐって調べたら効力は一緒という結論にたどり着きました。

参考例)http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1322612683

第一、停止も判断できるとしている法律なのだから、

停止する場合にだけ法改正が必要という理屈は理解できません。

その理屈で言うならば、この法律で増税する場合にも改めて

法改正が必要という理屈になるのでは?と思い至りました。

つまり審議するような法律は無用であるということ。

平成26年度予算案の中で予算関連法案の一つとして機械的に処理されるだけでしょ。

「附則第18条と3党合意で、消費税を廃止できる??」


それでは、凍結か一年先送りかというところで、与党議員が関わる余地があるのか?と新しい疑問

ところがこれについても先ほどの”その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。”

というところが引っかかってきます。

この主語は、誰か?やはり三党合意により時の政権=安倍首相ということになります。

”所要の要件”の所要とはどういう意味か?と疑問点がありましたので

調べたら 【所要】あることをするのに必要とすること。必要とされるもの

ん?必要とされるもの?だれが必要と判断するんだ???時の政権=安倍首相だろ?

とすると必要と判断する所要の措置を判断することも、

三党合意によって、安倍首相に与えられているわけだから与党の関わる余地はないよな?

つまり先送りも、凍結もこの法律で判断できるってことだ。

まてよ?必要と判断する所要の措置の中に例えば消費税を5%から3%にする、

いやいや消費税を廃止することも必要だと安倍首相が判断したら

三党合意によって止められないわな。んな馬鹿な!

いやもちろん、正式な消費税の廃止については、法改正が必要だから難しいだろうけど、

予算上の措置でいいんだったら当面の間、消費税を0%にすると

予算編成方針で首相が判断すればいいだけだからできるよな。

三党合意による首相の判断だ。よって反対は認めない!

 ・・・・まさか???

それじゃ一気に10%を超えて15%にもできるのか???

まてまてこっちはたしか「法律なくて課税なし」の大原則があるから無理だよな

「附則第18条と三党合意は賢人の知恵」


え~~~~これってこの法律と三党合意自体が”賢人の知恵”になっているじゃない?

なぜ、こんな首相の権限が絶大な法律作ってしまったんだろう?

・・・・

う~~~~ん逆に、どうしても増税したい奴らが作ったと考えてみる。

この法律作るときに当時の与党民主党が割れるくらいに大もめしたよな

そこから増税判断の際に大もめになるのを避けたいと当然考えるはずだから、

首相に判断をすべて委ねてしまって議論の余地をなくしたほうがいいって考えるよな。当然。

それに、次の首相はまず間違いなく

増税派が98%の自民党から出てくる事を前提としていたから

確実に増税できるように条件を曖昧にして

首相の判断だけで増税できるってやっておいたほうが楽だよな。

言い訳で、増税も停止できるって

条件入れておいても全く問題はないってその時は判断したんだろうしな。

増税を停止できるって入れるだけで、法律も通りやすくなるし。

おお!メチャクチャ説得力がある。

「財務省の戦略」


ところが、まずありえないと思っていた”安倍晋三”が再登板してきたのが大誤算。

一度官僚に潰されているから絶対に官僚を信用していない。

官僚にしたら悪夢としか思えない人物だよな。

というか総裁に決まった瞬間に官僚たち顔面蒼白になったんじゃないかね?

どんな復讐されるかわからん!!!!!

法律によって増税の判断の全ては安倍首相が握っているのだから、

これを覆すために財務省は何をしたらいいだろう?

暗殺←却下w

今までの考察によると、

判断されてしまえば自動的に増税回避、(下手をすると消費税0%)が決定してしまうんだから

ありとあらゆることをして増税回避の判断をさせないようにするわな。

増税判断前に増税しなかったらあとが怖いぞってマスコミや与党議員を使って

十重二十重の圧倒的圧力をかける・・・・今ここで失敗しそうになっているわな。

増税回避するには、新たな法案が必要でまた大もめするぞもしくは増税は

決まったことで回避できないと嘘の情報を流す。

・・・・効いているのが雑魚の国会議員ばかりで、肝心の安倍首相には効いていなさそうだよな。

発言ブレてないし

一貫して「私が増税の判断をする」って言い続けてるよな。菅官房長官と一緒に。

それじゃ、このことを安倍首相が知らないか?って事を考えてみる。

う~~ん去年の衆院選前のニコニコ動画の党首討論で、

「法律に基づき私が判断します」と増税の

可否については一人だけ触れていなかったよな。

というか、今と言っていることが全く変わらんじゃん!ブレてなーい。

知っている可能性大。

というよりここ最近の余裕の表情見ていると政局にはしないって自信に見えるんだけどね。

自分の判断だけで、決められるんだもの。誰かに意見聞く必要はないわな

まして、以前に自分をはめた官僚たちの意見なんて歯牙にもかけてないんじゃないかな。

総理までやった人物が、本人も後悔しているように苦渋のやめ方をしなければならなかったし。

最終的に増税するかどうかは

安倍首相の判断だからどうなるかわからないけれど、

安倍総理の意見をとおす条件が整いすぎているので

人の意見は全く聞かないで自分の思った通りのことをするのでしょう。

心配なのは、財政出動でデフレ脱却までなんとかなるか?と勘違いした時だけ。

もしも脅しに屈したのなら、とても憲法改正なんて出来ないでしょう。

法律自体が”賢人の知恵”になっているので

安倍首相の判断は誰にも止められないという結論になりました。

えっと繰り返しますが私は法律の素人ですので、全く当てにしないで下さい。

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