2013年8月6日火曜日

続 政治の季節

消費税引き上げ論が多数 自民政調全体会議 安倍政権の圧力に

安倍総理が、消費税増税について自分の腹を見せない中

財務省がしびれを切らし、増税への外堀、内堀を埋めようと

マスゴミを総動員している。

さすがに、デフレ脱却しているとは明言しがたいため

「国際公約」であるとの大義名分を唱えて続けている。

しかし、これが大義名分については、嘉悦大学の高橋洋一氏が論破している。

『ジブリの法則』もあきれる非合理性!「増税しないと○○になる」という脅しはウソばかり

<引用>

(前略)「消費増税しないと国際公約違反になる」という話も、政府の国際会議での発言をよく聞けば、無条件で消費増税するというわけではなく「景気回復などの環境が整えば」といっている。秋に環境が整わず増税しないといっても、何の問題もない。

<引用以上>

その他にも高橋洋一氏は、財務省の言い分を論破しているが記事を参考にされたい。

泡沫候補に過ぎなかった安倍総理


昨年の9月まで、安倍晋三氏は、最悪な辞任の仕方をした元総理ということで

私自身も、正直言えば総裁選に出馬か?という噂を聞いた時に

「うそでしょ?今更?」との思いが強かった。

しかし、大胆な金融緩和等の彼の訴える政策を耳にし

これは、三橋貴明氏らザ・ワイズマンたちが唱えている経済政策と一緒だ!

そして何よりも、日本の立場を毅然と訴えている

その事実を知って断然支持者に回った。

そしてその中で、病気だけではなく官僚に潰された第一次安倍内閣の実態を

初めて目の当たりにした。

なぜ潰されたのか?それは、あまりに官僚への干渉が激しすぎるために。。。

そのため旧社保庁の自爆とも言える消えた年金問題がクローズアップされ

参議院で過半数を失ったことも知った。

その安倍晋三氏が、その時次期総理大臣に一番近い

自民党総裁に返り咲いたのだ。

官僚たちにしてみれば悪夢としか言えなかったのではないか?

そして、衆議院選の圧倒的な勝利により

総理大臣に返り咲き

財務省、日銀の猛反発にも関わらず黒田総裁を誕生させ

公約どおり大胆な金融緩和等の政策を実行し

日本復活の手がかりを作った。

そして参議院選も大勝し、長期安定政権の足がかりを作った。

そして今、消費税増税問題である。

消費税増税については附則第18条によって停止条件が付けられている。

【概要より抜粋】
7.附則 ○消費税率の引上げに当たっての措置(附則第18条) ・消費税率の引上げに当たっては、経済状況を好転させることを条件として実施するため、物価が持続的に下落する状況からの脱却及び経済の活性化に向けて、平成23年度から平成32年度までの平均において名目の経済成長率で3%程度かつ実質の経済成長率で2%程度を目指した望ましい経済成長の在り方に早期に近づけるための総合的な施策の実施その他の必要な措置を講ずる。 ・この法律の公布後、消費税率の引上げに当たっての経済状況の判断を行うとともに、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第2条及び第3条に規定する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。
【以上】


財務省は附則第18条をどうとでも取れる曖昧なものに作った。

それは、この条項により、増税を阻まれるのを恐れたためである。

そして、どんな人物が、総理大臣になっても増税させることができると自負していたのだろう。

ここで、安倍晋三氏が総理大臣として復活することは全く予想していなかっただろう。

デフレ脱却が政権にとって最優先だ


安倍晋三氏が一自民党国会議員だった時に消費税増税に対し否定的な見解を示して以降

自民党総裁になっても一貫して法律に則り4月から6月の景気動向を見て判断すると言っている。

なぜか?

それは、この法律は自民党案を民主党野田内閣が丸呑みし出来上がったからである。

いくら安倍総裁が消費税増税に政治家個人として反対の考えを持っていても、

増税を決めた自民党の党首の立場として

最初から法律に反対だという立場は取れない。

それをすれば、増税賛成派が多いとされる自民党から党首を引きずり降ろされる

そこまで行かなくても、各種政策への協力は受けづらくなってしまう。

しかし、たった一度だけ堂々と反対するチャンスは設けられているのだ。

いや反対どころではないな、法律を潰すことのできるチャンスだな。

それが、この附則第18条なのである。

附則第18条の判断は曖昧模糊としている。

それは先に語ったように、

必ず増税ができるようにとする財務省の悪知恵というべきものでもあるが

全く逆に使われる場合もあることは想像していなかったろう。

つまり時の総理大臣が、どんなに日本が良い経済状態であろうと

増税しないと判断したら増税できないということである。

まだ安倍総理の増税への対応はわからない。

しかし、国民の支持があり衆参両選挙を制した安倍総理の判断を止めることは

何びともできないだろう。

そして、安倍総理の腹心の部下とも言える

菅官房長官は、「デフレ脱却こそが(安倍)政権にとって最優先だ」との立場を

公の場で力説した。

安倍総理の腹の中は想像がつくのではないか?

危機に瀕している日本


安倍晋三氏が、総理大臣になったのは日本の最良の選択・・・

いや奇跡が起きたとしか考えようがない。

たしかに新自由主義的な考えが強く、TPPへの態度でも疑問を挟む余地はある。

しかし、就任後一年足らずで、経済を立て直し、外交に奔走し

日本を復活させようとしている姿は間違いがない。

安倍総理も総理大臣としての再登板は奇跡と思っておられるのだろう。

こちらが心配になるほど精力的に政治をこなしておられる。

そして、今日本に必要なのは富国強兵だということもわかりすぎるほどわかっておられると思う。

日本の経済が腰折れすれば、それをいいことに日本を攻めてくる国がある。

日本が日本でなくなる本当の危機だ。

しかし、自民党国会議員の多くは、政権復帰したことを良いことに

またぞろ、派閥争いを展開しつつある。そこに危機感のある姿は全くない。

先のテレビ出演の中で、菅官房長官は、いわゆる族議員が跳梁跋扈すれば自民党

いや日本は終わりだとも言っている。

その危機感は半端ではない。

消費税増税の対応について安倍総理の賢明な判断を信じる。


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